周りへの感染を防ぐ
B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスは、血液や体液が感染経路となっています。
したがって、感染を防ぐには感染者との間で、以下の行為を避けることが重要となります。
- ピアス用の穴あけ、入れ墨、ひげそりや脱毛などの器具を共用すること
- 性交渉
(主としてB型肝炎の感染経路として注意が必要ですが、まれにC型肝炎でも感染経路となると言われています。なお、このような経路での感染を防ぐため、B型肝炎ではワクチン接種することが重要です。) - 出産時の母子感染
(主としてB型肝炎の感染経路として注意が必要ですが、まれにC型肝炎でも感染経路となると言われています。なお、このような経路での感染を防ぐため、母がB型肝炎ウイルスに感染している場合、子にワクチンを接種することになっています。)
- B型肝炎と
C型肝炎の感染力 - B型肝炎とC型肝炎の感染力には違いがあり、B型肝炎の感染力の方が強いと言われています。もっとも、B型肝炎はワクチンによる予防が可能ですので、ワクチンの活用による感染防止が期待されます。
- 感染の恐れのない
日常行為 - 一緒に食事をする、握手をする、会話をする、同じトイレを使用する、筆記用具を共有する、食器を共有する、浴室を共有するといった日常行為ではウイルス性肝炎には感染しません。